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試合・大会情報

関東医歯薬大学ラグビーリーグやメディカルセブンズなど、連盟に関連する試合・大会の情報です。

第57回関東医歯薬大学ラグビーリーグ


ご挨拶

関東医歯薬ラグビーフットボール連盟会  大 山 秀 元

 待ちに待ったラグビーシーズンが本年度もまもなく開幕します。
本年度は6月にU20のジュニアワールドカップが開催されました。Japanの試合結果はともかく、この大会で前回のウェールズ大会の観客数を大きく上回ったということが追い風になり、2019年のワールドカップが日本で開催されるという夢が現実になりました。
 今回の決定は代表の実力、国際ラグビーから比べて組織形態の遅れなどを考えると異例中の異例であるという報道であります。したがって日本ラグビーはここ10年で実力でも組織形態でも国際レベルに達するようかなりな努力を要求されます。10年後には自信を持ってこの大業を実現したいものです。
 一方我々医歯薬リーグに目を向けると昨年度実力を発揮できたチーム、発揮できず不甲斐ないシーズンを送ったチーム、それぞれの参加チームがこの一年間作り上げてきた力を見せる時が来ました。
 我々理事会がこのリーグ戦に対し、学生諸君に望むことがいくつかあります。
 まず医歯薬という性格上、安全対策に留意して欲しいということです。現在は平成16年度から大学院生の出場が認可されたためチーム内で卒業生、新入生を含んでいて、各チーム諸事情があると思います。将来は医療関係の仕事を行う集団です。決して職業としてラグビーを行う集団ではありません。それゆえにこの時期でのラグビーを悔いなく全力を傾けてやろうと考えるチームと無理をしないで楽しもうというチームが混在して連盟の運営はなかなか難しいものがあります。いずれにせよ楽しんでやる場合も最低限の体力づくりには励んでもらって、傷害事故の無いように各チーム取り組んでいただきたいと思っています。理事会でも安全ルールの他各主将会ごとに安全対策の講習をいれるようにして、学生諸君の注意を安全面に向けようと努力しています。
 第2に医療関係者は社会常識が無いことを各界よりよく指摘されます。我々理事会の役員の接する学生は各チームの責任学年で各校の代表であります。他の学部では就職活動をして社会人に踏み出そうとしている学年に相当している学生です。主将会を見ていてこれで大丈夫かなと思うことが多々あります。我々は社会常識に疎い場合は遠慮なく学生諸君に注意を与えていますが、試合においてはレフリー管轄下の「ルール」を遵守していただきたいと思います。
 第3にこの大会は半世紀以上も続いている大会で、毎年劇的なドラマが展開されています。
諸君の各チームの先輩方は、昔自分で活躍したシーンをもう忘れたかもしれない。あるいは自分のミスを何年たってもいまだに悔やんでいるかもしれない。あるいは誇りを胸に大事にしまってあるのかもしれない。OB各人のラグビーに対する思いは様々です。また学生時代にラグビーに熱中すればするほど様々なシーンが思い起こされ、心に残るようです。しかし現役の学生である諸君はおそらくこのような感覚はまだわからないでしょうが、とにかくミスを恐れることなく、現在の自分の力を全部発揮し、チーム一丸となって一年間の努力を無駄にしないように全力でプレーしてください。健闘を祈ります。



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ご挨拶
関東医歯薬ラグビーフットボール連盟理事長  石 井 良 幸

 2019年のワールドカップも日本開催が決まりそうですね。この原稿を読まれる頃には決定しているのではないでしょうか。10年後と先の話ですが、その頃、今の君たちがきっと大会の医療関係の現場でいろいろと協力し、活躍しているのではないかと期待しております。
 今年もいよいよ我らが医歯薬リーグも開幕です。今年は東邦大学がやっと医歯薬リーグに復帰してきます。東邦大学は昭和28年(1953年)の医歯薬リーグ創設時からの参加校4校(他に慈恵・昭和医・日大医)のひとつです。平成9年1部準優勝を最後に医歯薬の舞台から遠ざかっていましたが、復帰しての参加です。特にOBの方々のお喜びはひとしおではないかと推察します。学生諸君は今まで一緒にやってきたほかの学部の仲間と一緒にできない寂しさはあると思います。しかし先輩方が築いてこられた伝統を守って再びこのリーグで頑張ってください。学生とOB、これは永遠に相容れないものかもしれません。ただ、OBたちは心の中にいつも学生諸君のことを考え思っているということを忘れてほしくありません。我々医歯薬連盟で活動しているOBたちは自分達の診療・研究の合間を縫い、君たちが良い環境でラグビーを楽しめるようにという一念でやっています。先日、曽野綾子さんの文章に出会いました。「ヒトは自分が他人に与える立場にいるという自信を持つ限り、自暴自棄になることは無い」と。我々OBは君たちに与える立場にいるからこうしてやっていれるのでしょう。ただ、諸君はやってもらえるという気持ちだけではいけません。曽野さんは次のようにもおっしゃっております。
「現在の日本人は、国家から会社から親から、もらうことばかり当てにしている、そして期待されるほど豊かには与えてもらえないと思っている。…。極端な言い方ですが誰も自分を助けてくれるヒトは本質的にはいない、私たち自身の精神の方向性を、もらう期待から与える姿勢に180度転換することが大事です。いささかでも与える生活は、どんな貧しい境遇でもできる。」と。君たちも、上級生は下級生に与える立場で、下級生はさらに下の弱い立場の人たちに与える立場に、と考えて欲しいのです。しかしその時、忘れてならないのは、「何かをして、それに見合った結果を後に期待するのではなく、今していることの中に楽しみを見いだし、喜びに変えてしまおう」という心が大切だと思います。
 こうしてここに書かせていただいてもう6年になります。「勝ち点減点制」など、まるで小学生への教えのようですよね、でも特にこの5年間、君たちと直接に接し、時に厳しくも言ってきました。君たちは成長しました。6月の主将会の時に特にそれを感じました。大変嬉しかったです。もちろん、まだまだ、足りない点は多々あります。しかし、今、私は君たちの成長を確信できます。  君たちの人生はまだまだ長い、あせらず中身のある人生を送ってください。
 今シーズン悔いの無いシーズンにしてください。




ご挨拶
主将会主管長  川 崎 悠 介(鶴見大学歯学部3年)

 暑い夏も終わりにさしかかり、今年も関東医歯薬ラグビーリーグが始まる季節になりました。各校とも約3ヶ月に亘るリーグ戦に備え、練習に励んでいることと思います。今年で関東医歯薬ラグビーリーグは57回目を迎え、私はこの度主将会主管長という立場で半世紀以上の歴史のあるリーグの一翼を担い、日々慣れない仕事に戸惑いつつ励んでおります。しかし、私の至らなさから理事会の先生方や各チームの幹部の方々に御迷惑をお掛けしました事、この場を借りてお詫びしますとともに、多くの方々のご支援に感謝している次第であります。
 私が主将会主管長の任を受け仕事をしつつ感じたことは、理事会の先生方が日々、円滑に試合が進むように努力し、どのようにすれば我々学生が安全にラグビーを楽しめるのかといったことを厚く議論されている姿を目の当たりにし、いかに理事の方々が我々学生のことを考えて下さっているかよくわかりました。我々学生が参加している安全講習会や熱中症の講義などもその一部なのです。
 私は主将会主管長という任に就いてからは、色々な学校の方々と話す機会が増え、運営についてご意見を頂くこともあり、時には激励のお言葉を頂き、困っているときには本当に勇気づけられます。このように、互いに交流を深め学生同士意見を交換することにより、関東医歯薬リーグも更なる発展をし、ラグビーというスポーツを通し経験したことは我々学生にとって掛替えのないものとなり、将来我々の血となり肉となることでしょう。
 最後になりましたが、私も主将会主管長としては全くの力不足では御座いますが、鶴見大学歯学部ラグビー部一同、今年度の主管校としての役割を全う出来るように、最大限の努力をしてまいります。皆さんも文武両道は大変だとは思いますが、ご協力よろしくお願い致します。
 今年は9月20日リーグ戦の開幕戦です。各校とも悔いのないように頑張りましょう。

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