2.競技に関するローカルルール
* この項は特に間違いやすい医歯薬特別ルールについて記載しました。
試合前に再確認いただきますようお願いいたします。
不明な点はレフリー顧問小林までご連絡お願いいたします。
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本連盟公式戦においては、日本ラグビーフットボール協会発行競技規則内19歳未満標準競技規則に則って行われる。
但し、一部に例外がある。
(例 ヘッドキャップ着用義務など)尚、本連盟における年度終了(会計を除く)は、毎年表彰式、理事会、主将会の時点とし、主管長の交替を行う。
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グラウンド(競技規則第1条)
医歯薬インゴールの最低基準(平成18年1月13日レフリー委員会答申)は以下に決定した。
インゴールの長さよりその奥および外側のスペースが問題であるので、インゴールは5m(最低)として、その周囲2m 以上フェンス等障害物は置かない。
カバー等の防御用具を備えた場合でも最低デッドボールライン等より1m はあける。
つまりゴールラインから最低6m が必要で、これ以上大きければ試合が行える。
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プレーヤーの人数(競技規則第3条)
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公式戦開始予定時刻30分前に担当レフリー及び対戦相手の両チームの主将、タッチジャッジ等によるプレマッチミーチィングを行う。
ただし両チームとも明らかに17名以上の選手がいて試合が成立する場合はレフリーのドレスチェックに併用してもかまわない。
その時点で少なくとも17名以上の選手が揃っていることが必須であり(10人制の場合は12名以上)、それ以下の場合公式戦として認めず、揃わなかったチームを不戦敗とする。
天変地異や止むを得ない理由などでの遅刻、また公共輸送機関の重度の遅延理由の場合30分まではレフリー、対戦校、次試合のレフリーおよび試合校の許可が得られた場合は試合可とする。
許可が得られない場合およびそれ以上の遅刻に関しては再試合を調整する場合はあるが総務委員会裁定とする。
不測の事態および緊急での連絡
- 試合前日までは主管長に連絡する 中止の場合は主管長から担当レフリー
- 試合当日はホームチームに連絡する 中止の場合はホームチームから担当レフリー
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プレマッチミーチィング(KO30分前)までに対戦チーム、レフリーに連絡がない場合は不戦敗とする。
従って主管長、ホームチームは連絡時にレフリーにそれぞれの連絡先(携帯番号)を必ず伝えておくこと。
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公式戦では試合開始時15名の先発選手と2名以上のリザーブが必要であり、先発選 手とリザーブの合わせた中にフロント経験者を5名以上入れる事を義務とする。
尚、リザ−ブは10名を上限とする。
(10人制ではリザーブ含め12名以上)
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試合開始以降、負傷その他の理由により、フィールド上の選手が15名以下になったとしてもチームに12名いればその試合は成立する。
但し、11名以下の場合と、12名以上でもレフリーが危険と判断した場合はその時点で試合は中止され当該チームの負けとなる。
- 戦術的な入れ替えが行われた後、選手が負傷し代わりに入るリザーブがいない場合、入れ替わりに退場した選手が再度出場する事は可能だが、負傷やシンビン、退場処分により交替した選手が入ることはできない。
- コンタクトレンズの紛失・交換等が発生した場合は一時交替は認めない。(H19 改正)
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プレーヤーの服装(競技規則第4条)
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定義以外の身に着けるものに対しての制限
- アンダーパンツ、アンダーシャツはパンツ、ジャージと同色のものに限り、パンツあるいはジャージから露出しない(はみ出さない)ようにする。
- 上下肢に装着するタイツ類はそれぞれ上下肢に広範囲の創があり、医学的見地から他の被覆材では被覆できない場合に限りパンツと同色のタイツ類の使用に限り認める。
- スタッドはIRBの規定に適合していて、鋭い形状や隆起している部分がないものを使用する。
- ヘッドキャップは着用しなくてもよい。
- マウスガードの着用義務化(試合前のドレスチェック時の確認、試合中の適切な使用)公式戦においては、マウスガードの着用を義務とする。試合開始前のドレスチェック時及び試合中も要求に応じて、レフリーによる使用の有無及び適正使用がチェックされる。尚、未使用又は不適切な使用を行った者に対しては、試合への参加を認めない。繰り返しの違反に対しては、規律委員会に諮った上で処罰の対象となる。
- 顔面を全て覆うタイプのフェースガードは原則禁止とする。ヘッドキャップを改造したタイプのものであれば、競技規則RUGBYUNION試合前第4条プレーヤーの服装1の「追加着用を認めるもの」の材質の条件を満たしたものは可とする。
- 使用可否の判断に難渋する「もの」の場合、事前に連盟に使用許可願いの申請を使用の10日前までに提出し、初めて使用する試合のドレスチェックにおいてレフリーにより使用を許可された場合は、そのシーズン中の以後の試合での使用は可とする、但し以降の試合ではドレスチェックの際必ずその旨レフリーに申告すること。許可を得た「もの」の使用が医学的に不要と判断された場合には速やかに自主的に使用を中止すること。
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試合時間(競技規則第5条)
前半後半とも30分ハーフとする。(ハーフタイム5分以内)
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不正なプレー(競技規則第10条)
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本則で規定された(妨害、不当なプレー、反則の繰り返し、危険なプレー、不行跡)場合
- 頭突き、体当たりおよび頭の下がったタックル
- ボールを持っているプレーヤーが故意に肘または膝を前にだして相手に当たること
- 腋の下より上への危険なタックル
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空中にいるプレヤーへのタックル
罰 反則の地点においてペナルティキック
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一時的退出(シン・ビン)制度
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当該選手は、速やかに相手チームのインゴール・デッドボールライン後方中央部に移動しそこで待機すること。
退出時間にハーフタイムを含む場合、自チームに戻ってはいけない。
許可するまでは競技区域に入ってはならない。
決められた位置から動いたり、コーチと接触してはいけない。
これに違反した場合は更に時間を追加する。
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一時的退出の時間は5分間とする。
(10人制は3分間とする)なおハーフタイムは含まれない。
試合後レフリーは「公式試合記録用紙のシン・ビン及び退場者」の欄に大学名と氏名、理由を記載する。
- 1シーズンに3度シン・ビンあるいは退場処分を受けた者は規律委員会に諮った上追加の処分を受けることがある。
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タックル(競技規則第15条)
- スクイーズボールをしてはならない。タックルされたプレーヤー、あるいは地面に倒れたプレーヤーが、身体と地面の間にボールを確保し脚の間からボールを後方に押し出すプレーをしてはならない。
- タックルされたプレヤーおよびタックラーのタックル後のハンズオフ(ボールから手を離す。タックラーはバインドを外し撤退する)の徹底。
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3人目のプレーヤーについて
タックルオフサイドにならないようタックルボックスに注意して後方より参加すること。
ボールを獲得する場合は頭は膝よりさげない。(医歯薬特別ルール)
ラックを形成使用としている3人目プレーヤーに対して危険なプレーをしてはならない。
(肘を使って体当たりするプレー、ボールを取りに行く姿勢で体当たりするプレーなど)当然タックルはできない。
罰 反則の地点においてペナルティキック
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スクラム(競技規則 第20条)
『競技規則』19才未満標準競技規則に準ずる
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前3人はレフリーの「クラウチ、タッチ、ポーズ、エンゲージ」の声の順序でそれぞれの姿勢をとる。
そして、前5人が組んでその後フランカー3人が組む。
2段階のローカルルールで行う。
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8人で組むスクラムにおいては、必ず3ー4ー1のフォーメーションで組み、最後尾 に1人(通常はNO8)がロックの間に組んで押す。
ロックは頭がフッカーの身体の 両側に位置するような状態で、お互いにバインドしていなければならない。
☆ 例外
- プレーヤーが揃えられない場合
- 不正なプレーによる退場
- 負傷による退出
の場合、スクラムの参加人数は8人より少なくしなければならない。
この例外も含め双方それぞれ少なくとも5人はスクラムに参加しなければならない。
一方のチームが完全には揃わない場合、以下のような構成でスクラムを組まなければならない
- 1名足りない場合 3ー4
- 2名足りない場合 3ー2ー1
- 3名足りない場合 3ー2
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ホイール
スクラムを故意に回転させてはならない
罰 ペナルティキック
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スクラムが45度以上回転した場合には、レフリーはプレーを止めなければならない。
回転が故意でない場合には、スクラムが止まった地点でもう一度スクラムを命じる。
最大1.5メートル
スクラムを相手ゴールに向かって1.5メートル以上押すことは反則である。
罰 フリーキック
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スクラムからのボール出し
ひとたび、ボールを獲得し、スクラムの後方でコントロールすることができたら、意図的ボールをスクラム内にとどめてはならない。
罰 フリーキック
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バインドについて
1番、3番は腕にしないで肩か背中にする。
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ノンコンテストスクラム
- ボールを取り合わない
- ボール投入側が必ずボールを獲得する
- 双方ともスクラムをおしてはならない
- 交替したプレーヤーでは安全性の見地よりレフリーが危険と判断し、なおかつ他に経験者がいない場合、レフリーがノンコンテストスクラムを宣言することができる。
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試合中のプロップ、フッカーの交替は経験者としか認められず(他のポジションの選手が経験者で当該選手が交代する事は認められる)、その交替における責任は当該チームの主将及び監督又は部長に帰するものとする。
試合中に負傷及びその他の理由により、プレーできるプロップ、フッカー経験者が合わせて3名以上いなくなった場合、当該チームはレフリー及び相手チームの同意を得た上で「ノンコンテストスクラム」による試合続行を宣言でき、その時点で非宣言チームに対して勝ち点2を与える(以下当該チームは宣言校、相手チームを非宣言校という)。
同意が得られない場合はその時点で試合は終了とし、非宣言校は勝ち点2のみとする。
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「 ノンコンテストスクラム」に同意し試合を続行した場合に
- 非宣言校が勝った場合:非宣言校は勝ち点3とする
- 引分けに終わった場合:非宣言校は勝ち点3とし、宣言校は勝ち点0とする
- 宣言校が勝った場合 :非宣言校は勝ち点2、宣言校は勝ち点1とする。
- 「 ノンコンテストスクラム」とはあくまでも試合中に起こりうるアクシデントの結果であり、試合前からそれを宣言することはできない。
- 公式戦終了後の入れ替え戦及びたすきがけ戦において「ノンコンテストスクラム」を宣言した場合、宣言校は負けとする。
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その他留意事項
- ラインアウトでのバックスのオフサイドに対するレフリーのプリベントジェスチャーはドレスチェックの時にチームにする、しないの確認をとる。
- 試合終了後レフリー立合のもとに両チームスコアラーが公式試合記録用紙に内容をもらさず記載してホームチーム側に渡す。