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第68回 関東医歯薬ラグビーリーグの開幕にあたって

関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟会長
丸山 浩一

　昨年のラグビーワールドカップ2019 日本大会は、全国12会場で44日間にわたり45 試合の熱戦が繰り広げられました。観客動員数は延べ170万人を記録し、全国16か所に設けられたファンゾーンには多くのファンが足を運び、入場者数は約113万人と、これまでの記録を塗り替える、大変注目される大会となりました。
　また、日本チームの活躍、そして世界から称賛された開催国としての対応は、記録にも記憶にも残る素晴らしい大会であったと、ラグビーを愛する者として、大変誇りに 感じるのは私だけではないと思います。
　いよいよ関東医歯薬大学ラグビーリーグの季節となりました。
　今年は新型コロナウイルス感染症の影響により、秋のリーグ開催は叶いませんでしたが、交流戦形式など違った形であってもラグビーができることを喜びつつ、参加さ れる選手諸君の活躍に期待をしております。
　結びに、本リーグ開催に向けご尽力いただいた主管校をはじめ、関係各位に心からの感謝を申し上げるとともに、ラグビー界の益々の発展を祈念いたしまして、開幕に 寄せる挨拶といたします。

ご挨拶

関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟理事長
菅 正剛

　今秋予定であった第68回関東医歯薬大学ラグビーリーグは6月21日に行われました理事会において残念ながら中止が決定しました。本年1月から始まった新型コロナ感染症は未だ終息する気配を見せず東京を中心に多数の感染者を出し続けています。
　昨年秋のラグビーワールドカップは日本代表の活躍もあり素晴らしい大会となりました。この勢いは今年度の新入生を増やし医歯薬リーグ活性化の起爆剤になると思 われましたが様相は一変し、未だに新入生勧誘すら行えていない学校もあります。リーグ戦の全試合中止は昭和28年に始まって以来初めての出来事で残念でなりません。ただ我々のような医療系リーグがクラスターになることは許されるものではなく厳しい判断をせざるを得ませんでした。また、学生アンケートで練習再開時期もばらばら、新入生の勧誘・入部もはっきりしない状況が確認され、参加全校が平等な環境下にないと判断しました。
　新チームとなり、決意も新たにチーム作りを進めてきた皆様にとっては誠に残念なことと思いますが何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
　一日も早くワクチン、治療薬が開発され安全にグランドに立てる日が来るよう願ってやみません。各チーム指導者は学校側からの活動再開許可が出てから感染拡大に十分な注意を払い、日本協会から出されている練習再開の指針を遵守し活動を再開させてください。
　最後に本リーグ運営にご尽力いただいております関係各位に感謝申し上げ挨拶とさせていただきます。

ご挨拶

主管長
大塚 崇志（昭和大学医学部）

　今年度はCOVID-19の影響もあり、通常の関東医歯薬リーグを行うことはできません。
　関東医歯薬リーグの長い歴史の中でもこのような年は初めてではないでしょうか。
　昨年ラグビーワールドカップで盛り上がり、今年は医歯薬リーグも例年以上に盛り上がりを見せると思われただけに残念です。
　当たり前に行うことができていた、クラブでの活動が行えなくなり、初めてラグビーをしている意味、ラグビーの魅力、自分自身に技術などを見つめなおすことができた のではないでしょうか。
　今年度は交流戦という形で医歯薬リーグを開催する予定です。今年度卒業される方々は今年の関東医歯薬リーグが通常通りに開催され、一つでも多く仲間達と勝利し、学生最後のクラブ活動の年を終えようと思われていたと思うので残念です。
　しかし、今年度の交流戦は医歯薬リーグの各校が交流し、親交を深めるチャンスでもあります。これを機に親交を深め、社会に出た時に語り合える機会などが増えれば、それも関東医歯薬リーグでラグビーをした意味となるのではないかと思います。
　最後に、今年度主管長を務めさせていただいていますが、多くの方々のご協力があってこそこの関東医歯薬リーグが成り立っています。関係者各位には心より感謝申 し上げます。
　また未知の感染症が流行を見せる中、諸先輩方の努力のおかげで医療が成り立ち、私達が健康に不安なく日々を過ごせているので、この場をお借りしてお礼申し上げます。今シーズン関東医歯薬リーグが滞りなく運営されるように務めさせていただきます。