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試合・大会情報

関東医歯薬大学ラグビーリーグやメディカルセブンズなど、連盟に関連する試合・大会の情報です。
第58回関東医歯薬大学ラグビーリーグ
 

ご挨拶

関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟会長
青山 進午

今年も秋風と共にラグビーのシーズンがやってきました。 関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟のリーグ戦参加校は、東邦大学医・薬学部が昨年から復帰し今年度も出場しますが、東京歯科大学が辞退し29 校になります。
数校を除き殆んどの大学が部員不足に悩みながら、学業との両立に努力されている事に敬意を表します。
英国で、古くよりラグビーが将来の社会のリーダーを育てる使命を担うスポーツとして認められているところに、多くの名言も存在していると思います。
フェアープレイ精神、レフリーの判定に従う、One for all, all for one、etc.競技の強化のみを考慮するとプロ化になると思いますが、それに伴いラグビー精神・文化の良い所が失われつつあるのではないでしょうか。
ラグビーで収入を期待する人のいない医歯薬リーグだからこそ特徴を存続させられると思います。
将来医療に係られる皆さんが、ラグビーという素晴らしいスポーツを楽しみながら多くの事を学び取られるように期待しています。
一方、ラグビーがコンタクトのある競技である以上、ある程度の身体の強化は必要です。 日頃より理事の先生方は、学生の皆さんが安全にラグビーをプレーできるには如何にしたら良いか熱心に検討下さっています。
昨年末の事故にも即座に対応下さり、石井理事長、宇津宮書記長が先頭になり、古谷先生を委員長に検討委員会を立ち上げ、それをもとに益子先生を中心に再開プロジェクトで検討をいただき又具体的な練習方法まで実践して下さいました。
レフリーのレベルアップ、グラウンドの安全確認にも配慮され、時間を要する事もありますが可能な事から改善して下さっています。
交通事故と同じでどうしても自分には起こらないと思いがちですが、伝達事項等に細心の注意をされ、今まで以上に注意深くトレーニングに励んで下さい。
各校とも苦しい夏合宿を乗り越えてのティーム作りの成果が如何なく発揮出来、更に心してスキルを磨くとともにラグビー精神・文化を継承した事故の無い楽しいシーズンになることを祈っています。



平成22年度のシーズンに向けて

関東医歯薬大学ラグビーフットボール連盟理事長
石井 良幸

今年もまた医歯薬リーグが開催されることができました。 ラグビー人口の減少が取りざたされる中、我々のリーグでも同じ現象が起こっております。 今年も所属チームの一校は15人制を維持できずリーグ戦参加を断念しております。 歯止めのかからないラグビー人口の減少を何とかしなければなりません。 限られた人数の中でいかに組織を維持していくかこれは我々連盟だけでなく組織の上に位置する人たちにとっては大事なことです。 そしてその組織が魅力的であることで人が集まってくるということも言えるのではないでしょうか。
最近の日本を見てみましょう。 政治の世界での短期間でのトップの交代、スポーツの世界でもトップに対する厳しいバッシング、そしてひとつ勝つと一転して同じ人物に対するマスコミの賛辞。 そのマスコミに翻弄され、社会が落ち着きのない様相を呈しているように思えてなりません。 勿論、上に立つ人物その人に問題があることもあるでしょうし、上に立つに値しない人物が上にいるということもあるかもしれません。 かくいう私もその責めを逃れられないかもしれません。 「地位は人を作る」そう思いつつ。 こんな私が6年間理事長職を務めてきました。 これはひとえに会長・副会長・書記長と周囲の人材に恵まれたからと思っております。 そんな周りの方々の協力とご助言に支えられ組織が機能したと思っています。 組織が動いていくとき、確かにカリスマといわれる人がその強い個性で先頭を走り、展開していく場合があります。 ただ、それだけでは必ず行き詰ってしまい、組織は消滅してしまうのではないでしょうか。 それをサポートし、共鳴する人たちが存在することで組織が生き続けると思います。 君たちが上に立ちクラブを運営するとき、副将がいて主務がいてFWマスターがいてBKマスターがいて…、それぞれがそれぞれの持ち場で自分の責任を全うし、はじめて部活は円滑に行き、組織として活性化し続けるのではないでしょうか。 君たち学生諸君はこれから10年、20年後、人の上に立つ地位にいられるでしょう。 ある人は教授になったり、院長になったり、企業や役所にいった人もそれなりの地位になっていることでしょう。 そんな日のためにいつも申し上げています。 君たちには、今このときに学生ラグビーの世界を通じて社会を学んで欲しいと思っております。 私たちは君たちにこの6年間とても厳しく接してきたと思います、主将・主務・特に主管長を勤めてくれた学生たちにはひときわ辛かったと思います。 忙しい学生生活の中で我々に「返事を出しなさい」、「あの仕事は片付いた?」…と。 この6年間で私たちはかなりのことを君たちに伝えようとしてきました。 ただ、どれだけ通じたかというと…。
私の好きなエッセイストの桐谷エリザベスさんが「本当の自由」というエッセーで書いてられます。
「現在の社会には明確な選択肢が少なく、ルールやガイドラインもほとんどないので、一見自由なようだが状況は複雑だ。 かつては宗教・家族の伝統・厳しい両親などが道標(みちしるべ)でした。 男として、女として行うべきこと、妻の務め、学生の義務などが明らかでした。 正しいやり方があったのです。…。」
私たちは少しでも君たちの道標になれるような大人であるべきだと思っております。 これからも、その都度くどくどと申し上げていくことでしょう。 それを自分自身に課し、組織が充実し君たちが、人とは?生きるとは?を考え成長し、仲間が増えていくことができれば、それは望外の喜びです。
さてさて今シーズンどのようなシーズンになるのでしょう。 怪我だけは気をつけて。



主将会主管長
平澤 樹(獨協医科大学3年)

長かった夏も終わり、今年も待ちに待った関東医歯薬ラグビーリーグが始まる季節となりました。 各校とも約3ヶ月にわたるリーグ戦に備え、勉学だけでなく、日々厳しい練習に励んでおられることと思います。 今年で関東医歯薬ラグビーリーグは58回目を迎え、この度はこの伝統あるリーグの主将会主管長という大役を仰せつかり、日々慣れない仕事に戸惑いつつ励んで参りました。 しかしその間私の至らなさから多くの理事の方々や各チームの選手の皆様にご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫びするとともに力不足の私を支えてくださった方々に感謝している次第であります。 また学生の間にこのような貴重な人生経験をさせていただいたことにも感謝しております。
さて私が主将会主管長の仕事をさせていただき感じましたことは理事の先生方がこれほど我々学生を、そしてラグビーを愛しているのだという点です。 日々の打ち合わせも主将会においても、今年度は特に、学生が楽しく、安全にラグビーを楽しめるかを第一に考え議論されているのを見て、このリーグでプレーする選手たちがどれほど幸せであろうかと感じました。 今大会が伝統あるリーグ戦であるのも理事の先生方、OBの先生方、そして監督、コーチ、マネージャーなど多くのラグビーを愛する方々の支えのおかげであると思います。
この築き上げた歴史の灯を消すわけにはいきません。 皆様も先輩方に感謝するとともにリーグのさらなる発展に向け努力していきましょう。 私も力不足ですが主将会主管長としてこのリーグの発展に寄与できるよう精一杯努力していく所存でありますので皆様のより一層のご協力を今後ともよろしくお願いいたします。
今年度は9月19日がリーグ戦開幕戦です。各校優勝、昇格目指して頑張りましょう。ご健闘をお祈りいたします。

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